ねじにも進化が「CPグリップ」




プラズマパネルの基盤と発光体を組み立てるのに使用するねじだが、一台で百本弱を使用する。
松下のプラズマ組み立てにはこの日東精工の「CPグリップ」をほぼ全量を手がけている。


特徴として、ねじを使用するには、ねじ穴を予めタッピングするか、セルフタッピングのねじを使うか、もしくはナットを使って締結する。
コストと工数を考慮するとセルフタッピングがベストだが、ねじ締め時に発生する微少な切りくずが発生する。その切りくずを取り除くのは工程上難しいみたい。そこで、このねじは何が良いかというと、先端部分に直径百マイクロの油の粒を配合した樹脂を塗ってある。その油がはじけた切りくずを付着させ飛び散るのを防ぐというわけだ。


今年の8月までに約三億六千万本/年の生産力に、来年は五億本、主力工場は京都にあるのだが、製造ラインの増設に3億円の投資をした。


ローテクとハイテクの融合だあ!